EBStudioで辞書のHTMLソースを作成する方法には、 定義リスト(<dl>)と <Hn >要素の二通りがあります。
<Hn >要素の場合、<Hn >〜</Hn >が見出し語になると同時に、階層メニューが作成されます。 書籍の目次のような階層メニューや、 "あ行"、"か行"のように五十音順のメニューを作成できます。
定義リスト(<dl>)の場合はメニューは作成されません。一般的な辞書の作成に向いています。
EBStudioは見出し(<Hn >、<dt>共)から表記検索インデックスとかな検索インデックスを作成します。見出しの形式は、次の種類に対応します。なお、表記が先にくる場合と後にくる場合とで、 詳細設定→本文オプション →「見出しの順序」を適切に設定する必要があります。
オプション設定 | 対応する見出し |
---|---|
表記【かな】 titleOrder=0 |
辞書【じしょ】 著作権法 ac・cess |
かな【表記】 titleOrder=1 |
じ‐しょ【辞書】 あい‐きょう【愛敬】【愛嬌】 つるぎ‐だけ【劔岳・剣岳】 じしょ 辞書 |
なお、拡張仕様である<key>を用いて、見出しや本文中に現れない検索キーワードを自由に付加することもできます。
定義リスト(<dl>)の例
定義リスト(<dl>)で見出し語(<dt>) と 説明文(<dd>) を交互に指定します。この場合<dt>要素の内容が見出し語として登録されます。
【例】定義リスト(<dl>)の使用例
<html> <head> <title>サンプル文書</title> </head> <body> <dl> <dt> 槍ヶ岳【やりがたけ】 </dt> <dd> 岐阜・長野両県境,飛騨山脈中央南寄りにある山。標高3180m。ヒン岩,結晶片岩からなる。山頂は槍の穂先に似た尖峰をなし,四方に尾根が分岐,南は穂高岳,北西は三俣蓮華岳に至る。槍沢,天上沢,千丈沢,蒲田谷右俣などの氷食谷がある。<a href="#id002431">中部山岳国立公園</a>に属し,登山には槍沢,東鎌尾根,西鎌尾根が多く利用される。 <img src="img8493.jpg" alt="槍ヶ岳"> </dd> <dt id="id002431"> 中部山岳国立公園【ちゅうぶさんがくこくりつこうえん】 </dt> <dd> 新潟・富山・長野・岐阜4県にまたがる山岳国立公園。面積1743.23km2。1934年指定。 </dd> </dl> </body> </html> |
<Hn >タグの例
<Hn >要素の内容は見出し語として検索対象となると 同時に、階層メニューも作られます。
【例】<Hn
>要素の使用例
<html> <head> <title>サンプル文書</title> </head> <body> <h1> あ行 </h1> <h2> アア溶岩【ああようがん】 </h2> <p> … </p> <h2> アイ(藍)【あい】 </h2> <p> … </p> <h1> か行 </h1> <h2> カ(蚊)【か】 </h2> <p> … </p> </body> </html> |
作成される階層メニュー
<key>で独自に検索キーワードを指定する例
<html> <head> <title>サンプル文書</title> </head> <body> <dl> <dt>やまあるき【山歩き】《国》</dt> <key type="かな">やまあるき</key> <key type="表記">山歩き</key> <key type="複合" name="ジャンル">スポーツ</key> <dd><p>〈名・自動サ変〉(1)山の中を歩くこと。 (2)ハイキング。</p></dd> </dl> </body> </html> |