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タイトル小学館スーパーニッポニカMac版CDのEPWING化
記事No352
投稿日: 2009/04/28(Tue) 18:42:58
投稿者Rick < >
石田様

いつも参考にさせていただきます。

EPWING化でかれこれ10年ほど思い悩んでいることがあります。

当時、EBStudioを購入し、世界大百科事典をEPWING化でき、狂喜乱舞して使わせていただいておりました。当時はMacを使っておりましたが、CD-ROMがwindowsも対応しておりましたのでEPWING化できました。

しかしながら、高額で購入したスーパーニッポニカの方はCD-ROMがMAC版であったため、いまだ変換できずにおります。(古いMacのG4機でしょぼしょぼ使っております。)

 参考になりそうなページを渉猟したのですが、よい方法が見つかりませんので、意を決してここに書かせていただきました。

どうかヒントなどがございましたら、教えていただきたくお願い申し上げます。

場違いな質問でしたらお詫び申し上げます。

タイトルRe: 小学館スーパーニッポニカMac版CDのEPWING化
記事No356
投稿日: 2009/05/03(Sun) 23:22:23
投稿者むつ
以前、Mac版 スーパー・ニッポニカ2001 DVD-ROMをEPWINGに変換した事があり、Rick様
のお持ちのMac版のバージョンがわかりませんが、参考になればと思い投稿させて頂きます。


1、Mac版DVD-ROMからデータを抽出する。
MacOpener6.05を利用し、Macintoshフォーマットの(HFS+)のDVD-ROMからすべてのデータを
ハードディスクにコピーする。
※MacOpenerは5日間のお試し試用期間が有りましたが、残念ながら現在販売終了しており、
代わりのツールを探す必要があります。

2、ハードディスクのディレクトリは次の通り
C:\Program Files\Shogakukan\SuperNipponica2001
                  ├─datas
                  │    ├─bindir
                  │    └─bindir2
                  ├─Desktop Folder
                  ├─fonts
                  ├─help
                  │    ├─help_2001
                  │    └─help_2001KE
                  ├─maps
                  ├─QT4.1.2インストール
                  ├─TT フォント
                  ├─YAMAHA S-YXG50
                  ├─小学館
                  └─SSNDataBase
                      ├─SSN_DB
                      ├─SSN_DB01
                      ├─SSN_DB02
                      ├─SSN_DB03
                      ├─SSN_DB04
                      ├─SSN_DB05
                      ├─SSN_DB06
                      ├─SSN_DB07
                      ├─SSN_DB08
                      ├─SSN_DB09
                      ├─SSN_DB10
                      ├─SSN_DB12
                      ├─SSN_DBKE
                      ├─SSN_DBPrf
                      ├─tmp
                      ├─tmp01
                      ├─tmp02
                      ├─tmp03
                      ├─tmp04
                      ├─tmp05
                      ├─tmp06
                      ├─tmp07
                      ├─tmp08
                      ├─tmp09
                      ├─tmp10
                      ├─tmp12
                      ├─tmpKE_R
                      └─tmpPrf
     ※tmp 〜 tmpPrfの各フォルダーは別途コピー

3、Windows版と同等の環境作成
 ・C:\Program Files\Shogakukan\SuperNipponica2001\SSNDataBaseに
  作業用フォルダー(tmp 〜 tmpPro)の作成
  EPWINGへの変換には必要ないかもしれない。
 ・C:\Program Files\Shogakukan\SuperNipponica2001\SSNDataBaseに
  HiBase環境ファイル(SSN_DB.conf 〜 SSN_DBPrf.conf、までの14ファイル)を
  テキストエディタで作成。
  データの保存されているディレクトリーを示したファイルで、必須。
  データの保存フォルダにあわせてファイル名と内容のPATHを編集。
  例1:
  ファイル名=SSN_DB01.conf
  ファイル内容=
     DBPATH="/C:/Program Files/Shogakukan/SuperNipponica2001/SSNDataBase/SSN_DB01"
     WORKPATH="/C:/Program Files/Shogakukan/SuperNipponica2001/SSNDataBase/tmp01"
     CASHSIZE=300
     READONLY=on
     DDD=on
     SECURITY=off
     VALUE=on
     TLOG=off
     CLOG=off

  例2:
  ファイル名=SSN_DB02.conf
  ファイル内容=
     DBPATH="/C:/Program Files/Shogakukan/SuperNipponica2001/SSNDataBase/SSN_DB02"
     WORKPATH="/C:/Program Files/Shogakukan/SuperNipponica2001/SSNDataBase/tmp02"
     CASHSIZE=300
     READONLY=on
     DDD=on
     SECURITY=off
     VALUE=on
     TLOG=off
     CLOG=off


  ※DBPATH以外は必要ないかもしれない。

4、起動時画像「SPLASH.bmp」を作成し、C:\Program Files\Shogakukan\SuperNipponica2001 へ保存
  Mac版にはSPLASH.bmpというファイルが無いため、\help\help_2001\images\kido_mac.gif を
  ペイントを使って256色ビットマップに変換し、ファイル名「SPLASH.bmp」で保存。

5、スーパーニッポニカToolkit の定義ファイル修正
 ・SSN2.EXEの定義ファイル「SSN2001DVD2.ini」をテキストエディタで修正。
  最後の行に「BINFILE=SSN_DB12,521,2」を追記する。
  Mac版では SSN_DB12 にサムネール画像が保存されているため、それを取り出す定義を追加記載する。

6、Convert2001.batを実行して変換作業を行う
  バッチファイルやSSN2.EXE、SSN2html.EXEの使い方についてはToolkitに付属するドキュメントを参照。

7、MIDファイルの変換
 音声はWINAMPでMIDI->WAV変換する(WAVのビットレートは11.025KHz、8bit、モノラル、10KB/秒)

 WINAMPによるWAV出力は連番処理されるのでリネイムソフトの「Namery Ver.3.40」で「先頭から桁数分削除」をチ

ェック、「開始/桁 1 4」にして、一括処理。


以上、説明が下手で申し訳ありませんが、少しでもお役に立てれば幸いです。

タイトルRe^2: 小学館スーパーニッポニカMac版CDのEPWING化
記事No386
投稿日: 2009/05/28(Thu) 12:56:20
投稿者Rick
むつ様

返信が遅くなりまして、失礼いたしました。

詳しい解説をいただき、長年の懸念が払拭される思いです。

最初のMacOpenerのところでで少々挫折しておりますが、何とか
代替ソフトを手にいれて、手順通りに試してみたいと思います。

むつ様のように実際に「スーパー・ニッポニカをEPWINGに変換」した
事がある方にお目にかかれただけでも光明が差す思いです。

手持ちのMACはpowerbookG3:OS10.3.9の非力なモノですが、
なんとか変換を達成してみたいと思います。

本当に有り難うございました。m(__)m

タイトルRe^3: 小学館スーパーニッポニカMac版CDのEPWING化
記事No387
投稿日: 2009/05/31(Sun) 16:13:24
投稿者むつ
Rick 様

今入手困難なソフトを使っての説明、申し訳ございませんでした。

MacOpenerに代わって使えそうなソフトを調べましたところ、「Mac Drive 7」が
使えそうです。
ネットを検索すればすぐ見つかりますので、調べてみてください。

なお、変換作業に当っては「スーパーニッポニカ Toolkit」の使用法を
良くお読み、理解を深めてください。
「スーパーニッポニカ」のバージョンによってファイル構造異なるため
Toolkitではバージョン毎に変換スクリプトが用意されていますが、Mac版も
バージョン毎にファイル構造が異なると思われます。
そのため、バージョンが異なれば私が参考として書き込んだ通りでは
うまく変換できるとは限りません。
Rick様ご自身でファイル構造などを調べる必要性が出てくると思いますが、
自分で考えたり、調べたりしながらの変換作業もまた楽しいものです。

がんばってみてください。

タイトルRe^3: 小学館スーパーニッポニカMac版CDのEPWING化
記事No1162
投稿日: 2021/04/06(Tue) 20:45:34
投稿者afuramazda
Rick様
 2021年3月小学館スーパーニッポニカMac版2001lite変換できました。
macdrive10にてファイルを抽出そのままwin10のC:\program files\
syougakukan\SuperNipponica2001LEにおく。(インスツールでは
ありません)
Convert2001LE.batを編集、確認、実行
これでうまくいくのか?と思いましたがそのままEPwing出来ました。
外字ファイルもそのままでいけました。
一応動作報告のみさせていただきます。