KWIC Finderリニューアルにあたって(2018年)

「知的生産のための情報検索ソフト」としてKWIC Finderの旧版を上梓したのが2001年3月でした。 Office文書やPDFをアプリケーションのインストール無しで検索できるアプリとして、一部では重宝されていました。 それから早18年の歳月が過ぎ、WindowsのバージョンもWindows98/2000から、Windows Xp,Windows 8,Windows10と変遷してきました。 その間、ストレージ価格の低下からファイルの保存先としてNASが普及し、さらにスマートフォンの普及と相まって、クラウドの利用が一般的になりました。 さらにWindows OS標準のファイル検索機能としてWindows Serviceが搭載され、単独のファイル検索ソフトの重要性は低下したかもしれません。 実際、Googleは同様の理由でDesktop Serviceのリリースを終了しています。

しかしながら、個人の知的生産ツールとして、NASを含めたローカルファイルを対象にした高機能な検索ソフトのニーズは現在もあります。実際、OSに標準のWindows Serviceは使い勝手が悪く、既存の文書の中から特定の文脈を探したいというGrep的なニーズには不向きです。

旧版のKWIC FinderはUIの設計が古く、Unicode未対応やネットワークアドレスに未対応など、今日では時代遅れな点が多々ありました。Visual C++6.0とMFCで開発された古いコードベースでは修正が難しいため、最新の開発ツールとC#言語(一部C++)で新しく書き直すことにしました。

生まれ変わったKWIC Finder4が、皆様の知的生産のお役に立てれば、作者として喜びに耐えません。

2018/11/01 改版1版