辞書の準備

●PDAへの辞書の複写

• PDAで使用する場合、あらかじめ辞書をPDAのメモリに複写する必要があります。PDAの本体メモリの容量は小さいため、たいていの場合はCFやSDなどの外部メモリカードに複写することになるでしょう。
  このときの注意点は、 オリジナルのディレクトリ構造を保ったまま複写する ことです。 すなわち、CATALOG(S)、HONMON*、外字ファイル、START 等のファイルの相対的な位置関係は、オリジナルの構成と同じである必要があります。
  なお、オリジナルのCD-ROMではCATALOG(S)はルートディレクトリ直下にありますが、EBPocket/EBWinではサブディレクトリにおいてもかまいません。CATALOG(S)より上位のパス名は何でもかまいません。
• 次項のEPWING/電子ブックのファイル構成の、書籍ディレクトリ名 は、オリジナルのディレクトリ名から変えてはいけません。このディレクトリ名はCATALOG(S)内に記録されているため、変更すると辞書が認識できなくなります。
• PocketPCでは、My Documentsの下に辞書を複写してはいけません！ なぜなら、PocketPCにはMy Documentsの下には1階層しかサブディレクトリを作成できないという制約があり、EPWINGでは最低でも2階層のディレクトリが必要なため、辞書が認識できないからです。
• EBG(海外版電子ブック)をご利用の場合、CATALOGと同じディレクトリにLANGUAGEを置くことを推奨します。LANGUAGEがみつからない場合、STARTファイルからEBGかどうかを判定しますが、タイトルによっては判定に失敗して検索できないことがあります。
• LogoVista電子辞典の場合、*.IDX、*.DICの存在するディレクトリごとPDAの外部メモリに複写してください。
  

  シリーズ名	辞書のインストールされているパス
  LogoVista電子辞典シリーズ	C:\Program Files\LogoVista\LVEDBRSR\DIC\
  旧SystemSoft電子辞典シリーズ	C:\Program Files\SystemSoft\EDViewer\DIC\

• PDIC辞書(PDIC for Win32, PDIC/Unicode)の場合、*.DICをPDAの外部メモリに複写してください。 また、PDIC辞書は自動認識の対象になりませんので、必ずgsGetFile.dllを導入の上、「辞書の追加」で個別に追加してください。
  

●EPWINGのファイル構成(太字 は必須)

	CATALOGS
	書籍ディレクトリ名	DATA	HONMON/HONMON2	(書籍ファイル)
			HONMONG	(画像ファイル)※ないこともあります
			HONMONS	(音声ファイル)※ないこともあります
		GAIJI	GA*	(外字ファイル)
		MOVIE	*	(動画ファイル)※ないこともあります

●電子ブックのファイル構成(太字 は必須)

	CATALOG
	LANGUAGE
	書籍ディレクトリ名	START (書籍ファイル)
		SOUND (音声ファイル)

●ebzip形式の圧縮辞書の利用

• 辞書をebzip形式で圧縮するには、EBWinに添付されている EBShrink を使用できます。
• ebzip形式への圧縮には、他に次のソフトウェアが使用できます。
  • ebzip
    http://www.sra.co.jp/people/m-kasahr/eb/
  • WinEBZip
    http://www.sra.co.jp/people/m-kasahr/winebzip/
  ※ この他にebzip形式の圧縮ソフトにBuckingham EB Compressor がありますが、 正常に圧縮できないケースがあるため、非推奨とします。
• ebzip圧縮に対応しているファイルの種類は、CATALOG(S)、HONMON(2)、HONMONG、HONMONS、START、LANGUEGE、EPWING外字ファイル、SOUNDです。EPWING動画ファイルは圧縮しないでください。