DTONIC2 - DTONIC Toolkit
1.概要
- DTONIC Toolkitは、DTONIC形式の辞書をJIS X4081形式辞書に変換するためのツールです。
- DTONIC Toolkit は次の2パスでDTONIC辞書をEBStudioで変換可能なHTMLファイルに変換します。
パス1 | 圧縮を展開し、圧縮前のテキストデータを得る。 |
パス2 | 展開後のテキストデータをHTMLに変換。 |
最終的にHTMLをEBStudioで変換すれば、JIS X4081形式辞書が作成できます。JIS X4081形式辞書は、DDWin等のEPWING検索ツールで検索することができます。
- 本文、外字、図版(BMP/JPEG)、階層メニューが変換されます。
2.効果
- DTONIC形式の辞書は独自規格のため、現在 Windows と MacOS(PowerPC)でしかビューアが提供されていません。EPWING版があるタイトルならそちらを購入すればよいのですが、DTONIC版しか存在しないタイトルは、他のプラットフォームでは利用できません。
また、これらのOSのユーザであっても、将来のOSのバージョンアップでDTONICタイトルが利用できなくなる可能性があります。
JIS X4081は電子辞書の標準規格のため、各種のプラットホーム(PDA、UNIX系OS、BTRONなど)上で検索ソフトが開発されています。DTONICをJIS X4081規格に変換すれば、将来に渡ってあらゆるプラットホーム上でDTONIC辞書のコンテンツを利用できます。
- 操作性の悪いDTONICビューアの代わりに、好みにあったEPWINGビューアで検索することができます。EPWINGビューアを使うと、他の豊富なEPWING/電子ブックタイトルと串刺し検索ができるため、利便性が向上します。
- EPWINGビューアの中には視覚障害者が利用できるものがあります。JIS X4081規格に変換することで、視覚障害者の方もDTONIC辞書を利用できる可能性があります。
3.辞書の著作権に対する見解
- DTONIC辞書の著作権は、それぞれの辞書の発売元の出版社にあります。
- DTONIC辞書の内容を変換することは、著作権法第30条(私的使用のための複製)および第47条の2(プログラムの著作物の複製物の所有者による複製等)の範囲で行う場合のみ、合法と解釈されます。従って、当ソフトウェアによる辞書変換は、上記出版物の正当な所有者(購入者)本人が、私的使用を目的に行う場合以外、許可されません。コンテンツの第三者への貸与、ネット等を通じての配布、サーバー・クライアント環境での不特定多数による利用は著作権侵害となりますので、厳に慎んでいただくようお願いいたします。
- 1999年に改訂された著作権法では、コピープロテクションの技術的保護手段の回避を禁止する例外が追加されています(第30条)。DTONIC辞書は、非常によく知られている一般的な技術で圧縮されているだけで、技術的保護手段が講じられていると考えられません。また、リバースエンジニアリング自体は合法な行為として認められています。このためDTONIC辞書を変換すること、およびそのソフトウェアを配布することは、現行の著作権法に違反しないと考えられます。
4.DTONIC Toolkitの著作権
- DTONIC Toolkitはフリーソフトです。正式版はソースコードも提供されます。
DTONIC Toolkitは自由に改変し、再配布することができます。
- DTONIC Toolkitはnomad氏のオリジナルソース(perl版/pascal版)のアルゴリズムを元に、hishidaがVisual C++で開発したものです。オリジナルソースの著作権はnomad氏に、DTONIC Toolkit本体部分の著作権はhishidaに帰属します。
- 本ソフトウェアは無保証で現状のまま提供されます。本ソフトウェアの使用または使用不能から生じるいかなる損害
(逸失利益、事業の中断、事業情報の喪失その他の金銭的損害を含む)に関して、
作者は一切責任を負いません。
- 本ソフトウェアの雑誌への掲載・収録、インターネット上での転載を許可します。
事後報告で結構ですので、作者まで掲載誌についてご連絡下さい。
5.環境
- DTONIC Toolkit、およびEBStudioはWindowsアプリケーションのため、Windows95/98/NT/2000/XPなどのWindowsOSが必要です。
- EBStudioで作成した辞書はJIS X4081規格のため、特定のプラットフォームに依存しません。
6.使用方法
- まずDTONIC辞書をインストールしてください。
- DTONIC Toolkit( dtonic2.exe )を起動します。
- 「変換元のDTONIC辞書ディレクトリ」に、dtonic.infのあるディレクトリを指定します。DTONIC辞書は通常 C:\Program Files\DTONIC\<タイトル毎のディレクトリ >\にインストールされます。
【例】
タイトル | インストールディレクトリ |
DATAPAL2002 | C:\Program Files\DTONIC\Datapal3\ |
ハイブリッド新辞林 | C:\Program Files\DTONIC\HBSJRN98\ |
日経BPデジタル大事典2001-2002 |
C:\Program Files\DTONIC\NKDGT3\ |
各種ファイルのパスが自動的に設定されます。
「ページファイル」 | 基本インデックス |
「データファイル」 | データ本体 |
「外字ファイル」 | 外字データ |
「リソースファイル」 | 図版データ、ポップアップ注釈、URL |
「メニューファイル」 | 階層メニュー |
- 「変換ルールファイル」を指定します。現在次のルールを提供しています。
変換ルールファイル | タイトル |
DATAPAL1999.ini | 小学館DATAPAL9年分1991〜1999 |
DATAPAL2000.ini | 小学館DATAPAL10年分1991〜2000 |
DATAPAL2001.ini | 小学館DATAPAL11年分1991〜2001 |
新辞林.ini | 三省堂ハイブリッド新辞林 |
大辞林.ini | 三省堂大辞林 |
新明解.ini | 新明解国語辞典 |
知恵蔵1999.ini | 知恵蔵1999年版 |
知恵蔵2002.ini | 知恵蔵2002年版 |
旺文社国語.ini | 旺文社国語辞典第9版 |
日経BP経済金融.ini | 日経BP経済・金融 英和実用辞典 |
日経BPデジタル大事典.ini | 日経BPデジタル大事典 2001-2002年版 |
模範六法.ini | 模範六法2001平成13年版 |
岩波国語.ini | 岩波国語辞典 |
岩波広辞苑.ini | 岩波広辞苑 |
研究社新英和.ini | 研究社新英和中辞典 |
研究社新和英.ini | 研究社新和英中辞典 |
クラウン仏和.ini | クラウン仏和辞典・クラウン独和辞典 |
有斐閣法律用語辞典.ini | 有斐閣法律用語辞典 |
NAVIX.ini | 講談社NAVIX |
蝶の事典.ini | 蝶の事典 |
- 「出力先ディレクトリ」を指定します。※出力先ディレクトリはあらかじめ作成してください。
- 「メニュー階層」を指定します(1〜)。
通常のタイトルでは 1 が適当です。「模範六法」のように階層が深いタイトルでは、2 を指定してください。(3以上だと、かえって使いにくくなります。実際に変換してみて、使用感を確かめてください。)
- パス1を実行します。
作成されるファイル:
- パス2を実行します。
作成されるファイル:
ファイル名 | 内容 |
dtout.html | EBStudio用本文HTML |
menu.html | EBStudio用メニューHTML |
dtonic.ebs | EBStudio用変換定義ファイル |
copyright.txt | 著作権定義ファイル |
Gaiji.xml | 外字フォント |
GaijiMap.xml | 外字定義 |
pict/*.* | 図版データ、ポップアップ注釈 |
kanjicnv.pl | 外字変換perlスクリプト(EBStudioで使用せず)。 |
- EBStudioを起動します。
ファイル(F)→開く(O)で dtonic.ebs を開き、ファイル(F)→実行(G)で変換します。出力先ディレクトリと同じディレクトリに、JIS X4081形式辞書ファイルが作成されます。
- 作成された辞書をDDwin等のEPWING検索ソフトウェアで検索し、変換結果を確認します。
ハードディスク上の辞書なので、パスの設定を適切に行う必要があります。設定方法はそれぞれの検索ソフトウェアのマニュアルを参照ください。
「小学館DATAPAL11年分1991〜2001」をDDwinで検索する
7.変換ルールファイル
変換ルールの定義は比較的複雑です。
あらかじめ変換ルールを提供しているタイトルを変換する場合、この章を読む必要はありません。
DTONICのデータはSGMLでマークアップされたタグ付テキストですが、タイトル毎に使用されているタグが全く違っています。しかもwell-formedではないため、XSLTで変換することができません。そこでDTONIC Toolkitでは、タイトル毎に変換ルールファイルを記述し、変換を行います。
基本的な考え方
- DTONIC Toolkitのパス2では、DTONICのタグを変換ルールに従って内部的に「メタタグ」に置き換えたのち、EBStudio用のHTMLに変換します。メタタグとは、DTONICで使用されているタグを、機能別に抽象化したものです。
変換ルールでは、DTONICのタグとメタタグの対応とを記述します。メタタグからHTMLへの変換は一意に決まるため、特に記述しません。
これで未知のDTONICタイトルに対しても、新しい変換ルールを定義することで対応が可能です。
(なお、「メタタグ」とはあくまで概念的なもので、DTONIC Toolkitの内部ではDTONICタグからHTMLへ直接変換しています)
パス2の処理の実際:
「DATAPAL1999」固有のタグ ┐ 変換ルールにより内部で一時的に変換
「DATAPAL2001」固有のタグ │ ↓
「旺文社国語辞典」固有のタグ ├────→(メタタグ)──→EBStudio用HTMLタグ
「新明解国語辞典」固有のタグ │
「新辞林」固有のタグ ┘ ↑メタタグからHTMLへの変換は一意に決まる
…その他未知のタイトルのタグ…
- メタタグは次のような構造を仮定しています。
〔メタタグの基本構造〕
<ITEM_START id="識別子">
<TITLE>項目見出し</TITLE>
</ITEM_START>
<HONMON>
[<HYOKI>第2の表記キーワード</HYOKI>]
[<KANA>かなキーワード</KANA>]
<PARA>本文</PARA>
<PARA>本文</PARA>
...
</HONMON>
〔構造を表すタグ〕
項目の定義 |
<ITEM_START id="識別子">〜</ITEM_START>
|
項目見出し |
<TITLE>項目見出し</TITLE>
|
項目の本文 |
<HONMON>〜</HONMON>
|
段落 |
<PARA>本文</PARA>
|
インデント |
<INDENT1></INDENT1>
<INDENT2></INDENT2>
<INDENT3></INDENT3>
|
表記キーワード |
<HYOKI>第2の表記キーワード</HYOKI>
|
かなキーワード |
<KANA>かなキーワード</KANA>
|
〔<HONMON>中に現れるタグ〕
参照 |
<HREF href="識別子">参照項目</HREF>
|
図版 |
<IMG_TITLE>図版の名称</IMG_TITLE>
<IMG href="識別子">図版</IMG>
|
改行 |
<BREAK /> |
文字修飾 |
<BOLD>強調する文字列</BOLD>
<ITALIC>斜線にする文字列</ITALIC>
<SUP>上付にする文字列</SUP>
<SUB>下付にする文字列</SUB>
|
表 |
<TABLE>
<TR><TD>項目</TD><TD>項目</TD></TR>
<TR><TD>項目</TD><TD>項目</TD></TR>
<TR><TD>項目</TD><TD>項目</TD></TR>
...
</TABLE>
|
変換ルールの書式
- 変換ルールファイルは改行で区切られたテキストファイルであり、エディタで編集できます。
- #で始まる行はコメント行です。
- 変換ルールは、RuleセクションとEBStudioセクションに分かれます。
RuleセクションではDTONICタグとメタタグの対応を記述します。
EBStudioセクションは、EBStudioの作業環境定義ファイル(*.ebs)のオプションを指定します。
- 基本的な書式は次の通りです。
[Rule]
メタタグ DTONICタグ [属性]
...
[EBStudio]
kanaSep1=【[
kanaSep2=】]
delChars=△◇
titleOrder=1
|
Ruleセクション
- [Rule]セクションでは変換ルールを定義します。
[Rule]
メタタグ<TAB> DTONICタグ<TAB> [属性]
...
- 変換ルールには、DTONICに出現するタグとメタタグの対応を一行ごとに定義します。
メタタグとは、タイトル毎に異なるDTONICのタグの機能を抽象化したものです。
- 変換ルールで定義されないDTONICタグが現れた場合、全て無視されます。
- メタタグの種類は次の通りです。
メタタグ | 意味 | 変換されるHTMLタグ |
ITEM_START | 項目の定義の開始 | <dt [id="..."]> |
HIDE_SECTION | ブロック内部は非表示とする | | |
HREF | 参照 | <a href="#...">〜</a> |
ANCHOR | 被参照 | <a name="..."></a> |
TITLE | 見出しの開始と終了。 | [<dt>]...</dt><dd>
※ITEM_STARTが現れずにTITLEが現れた場合、<dt>を出力。
|
HYOKI | 表記キーワード | <key type="表記">〜</key>
〜部分は本文にも表示する。 |
KANA | かなキーワード | <key type="かな">〜</key>
〜部分は本文にも表示する。 |
HIDE_HYOKI | 表記キーワード(非表示) | <key type="表記">〜</key>
〜部分は表記インデックスのみ作成し、本文に表示しない。
|
HIDE_KANA | かなキーワード(非表示) | <key type="かな">〜</key>
〜部分はかなインデックスのみ作成し、本文に表示しない。 |
CATEGORY | 分類キーワード | <key type="複合" name="分類">〜</key> |
HONMON | 項目の本文の開始。 | <dd> |
PARA | 段落の開始。 | <br />
※HONMONが現れずにPARAが現れた場合、<dd>を出力 |
IMG | 図版 | <img src="..." alt="..."> |
IMG_INL | インライン図版 | <img class="inline" src="..." alt="..."> |
XNOTE | ポップアップ注釈 | インラインで挿入される。 |
BREAK | 開始タグの位置で改行 | <br /> |
EBREAK | 終了タグの位置で改行 | <br /> |
IMG_TITLE | 図版の説明文字列 | imgタグの alt=に挿入 |
RCLS | ○囲み文字 | (...)
例:<RCLS>1</RCLS>→ (1) |
CCLS | □囲み文字 | [...]
例:<CCLS>1</CCLS>→ [1] |
SUP | 上付文字 | <sup>〜</sup> |
SUB | 下付文字 | <sub>〜</sub> |
BOLD | 強調文字 | <b>〜</b> |
ITALIC | 斜体文字 | <i>〜</i> |
TABLE | 表 | <table>〜</table> |
TR | 行 | <tr>〜</tr> |
TD | 表項目 | <td>〜</td> |
INDENT1 | 字下げレベル1 | |
INDENT2 | 字下げレベル2 | |
INDENT3 | 字下げレベル3 | |
INDENT4 | 字下げレベル4 | |
INDENT5 | 字下げレベル5 | |
INDENT6 | 字下げレベル6 | |
- 次のメタタグは必須です。
- ITEM_START、TITLEのいずれか(<dt>を出力するため)
- HONMON、PARA、TITLEのいずれか(<dd>を出力するため)
- 同じDTONICタグを、複数のメタタグに定義することはできません。ただし、属性との組み合わせが異なれば、異なるメタタグに定義できます。
×…同じDTONICタグを複数のメタタグに定義できない(変換先が一意に決まらないから)
HYOKI SPELL
BREAK SPELL
○…属性が違えば、同じDTONICタグでも違うメタタグに対応づけられる
HREF A REF
ANCHOR A NAME
○…違うDTONICタグを同じメタタグに定義することは可能。
IMG IMG HREF
IMG IMGIN HREF
- HREFとANCHORに両方ともAタグを使用している場合は、HREFを先に記述してください。
EBStudioセクション
実例
〔DATAPAL2001〕
〔ハイブリッド新辞林〕
〔旺文社国語〕
8.タイトル毎の注意
『DATAPAL』
- 複合検索定義ファイルの見本が添付されます(cplxdatapal.xml)。
- DATAPALのBMP画像の一部はRLE圧縮されており、一部ビューアでは表示できません
(Buckingham EB Player, Jamming)。
IrfanViewの一括変換で「BMP/DIB/RLE - Windows Bitmap」→「BMP - Windows Bitmap」の
変換を行うと、正常に表示されるようになります。
『新明解国語辞典』
『旺文社国語辞典』
『ハイブリッド新辞林』
- 複合検索定義ファイルの見本が添付されます(cplxhbsjrn.xml)。
- パス1実行後の dtout.txt に、不要な制御記号(U+000B)が28箇所あり、EBStudioで変換した辞書で文字化けしてしまいます(例:生物多様性条約)。
パス1実行後に、dtout.txtをエディタで編集してU+000Bを削除後、パス2を実行してください。
(2022/02/21)
『日経BPデジタル大事典2001-2002版』
- ポップアップ注釈はインラインに展開されます。
- 複合検索定義ファイルの見本が添付されます(cplxnkdgt3.xml)。
- オリジナルデータの制約により、一部手修正が必要な部分があります。
エディタで一括置換すると、操作性が向上します。
パス2実行後の dtout.html を修正:
<A href="#00028">→16進数<img class="inline" src="pict\J20.jpg"></A>
置換(img要素をa要素の外に出す) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
<A href="#00028">→16進数</A><img class="inline" src="pict\J20.jpg">
<A href="#45005">→5W1H
<img class="inline" src="pict\S20.jpg"></A>
置換(img要素をa要素の外に出す) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
<A href="#45005">→5W1H
</A><img class="inline" src="pict\S20.jpg">
- 付属の変換ルールは2001-2002版用です!
1999-2000版・2000-2001版を変換した場合、英語の見出しは検索できますが、和語の見出しの検索ができません。
1999-2000版・2000-2001版で和語の検索をするためには、次のようにデータをエディタ(または何らかのスクリプト言語)で加工する必要があります。
- パス1を実行
- パス1の変換結果のdtout.txtを、正規表現の使用できるエディタ(秀丸など)で置換する。
正規表現: | <HITITLE>.*<BR> |
置換文字列: | <HITITLE> |
<ITEM><A NAME=00-01-009>
<HITITLE>00-01-009 <BR>光ディスク</HITITLE>
↓↓↓置換後↓↓↓
<ITEM><A NAME=00-01-009>
<HITITLE>光ディスク</HITITLE>
- パス2を実行
『日経BP経済金融辞典』
- 用例内の文字列を検索する場合は、ディレクトリ DECBEJ にある全文検索用の辞書から変換してください。手順は次の通りです。[この項の情報提供nomad氏]
- nbpdecb.inf を dtonic.inf に改名する
- EBStudioで変換する前に、
[オプション]→[環境設定]→[作業領域]→[文字列バッファサイズ]の値を10倍に増やして下さい。
『模範六法』
- EBStudioで変換中に<DT>タグのミスマッチが報告されますが、無視して実行してください。
- メニュー階層は2を指定してください。
『研究社新英和中辞典』『研究社新和英中辞典』
『クラウン仏和辞典』『クラウン独和辞典』
- EBStudioで変換中に<DT>タグのミスマッチが報告されますが、無視して実行してください。
- 『クラウン独和辞典』は、『クラウン仏和辞典』の変換ルールをそのまま使用します。
『三省堂大辞林』
DTONIC体験版-岩波書店「広辞苑・岩波国語辞典」&研究社「新英和・和英中辞典」
DTONIC 体験版ダウンロードページ(
http://www.est.co.jp/support/download/tryout/DTONIC.html )
から、岩波書店「広辞苑・岩波国語辞典」&研究社「新英和・和英中辞典」の体験版がダウンロードできます。この体験版からDTONIC Toolkitを用いて変換することが可能ですが、次の注意点があります。
- DTONIC体験版の標準のインストール先は、C:\Program Files\tdtonic です。
- 「岩波国語辞典」「研究社新英和中辞典」「研究社新和英中辞典」の3つのデータファイルは、圧縮されていないため、パス1は実行せず、データファイル( *.dic )を DTONIC Toolkitの出力先に指定したディレクトリにコピーし、ファイル名を dtout.txt に変更して下さい。その後、パス2から実行して下さい。
- 「広辞苑」は市販のDTONICタイトルと同様に圧縮されているため、通常の手順でパス1→パス2を実行して下さい。
9.複合検索の追加
一部タイトル用の複合検索定義ファイルのサンプルを提供しています。複合検索では、カテゴリ分類された項目で絞り込み検索ができます(分野、品詞、画数など)。
復号検索定義ファイル | タイトル | 項目 |
cplxdatapal.xml | DATAPAL | ジャンル / 掲載年 / キーワード |
cplxhbsjrn.xml | ハイブリッド新辞林 | 分野 / 品詞 / 画数 / キーワード |
cplxnkdgt3.xml | 日経BPデジタル大事典 | 分類 / キーワード |
cplxobnskkg.xml | 旺文社国語辞典 |
(1)百科語 / 季語/和歌・俳句 / キーワード
(2)品詞 / 特殊解説項目(違い/使い分け/故事) / キーワード
|
手順
- EBStudioでdtonic.ebsを読み込む
- 書籍の名称(「ハイブリッド新辞林」「データパル11年分 1991〜2001」など)をダブルクリックし、「書籍情報の登録」画面を開く
- 「複合検索定義ファイル(M)」に、提供サンプルを指定する(DATAPALであれば cplxdatapal.xml など)

- 「インデックスの指定」の「複合検索(6)」にチェックをつける

- ファイル(F)→実行(G)で電子辞書を作成
10.制限事項
- EBStudioはなるべく最新版をご使用下さい。1.63以降を推奨します。
- EBStudioの変換に失敗する場合、バッファサイズを変更すると変換できる場合があります。
- DTONICはタイトル毎に使用されているタグが異なります。DTONIC Toolkitでうまく変換できない場合、そのタイトル専用の変換ルールが必要です。DTONIC Toolkitで変換ルールを提供していないタイトルを使用したい場合は:
- 本マニュアルと他のタイトル用の変換ルールを参考に、変換ルールを作成してください。
- ご自分で作成することが困難な場合は、パス1実行後のdtout.txtの一部(「あ」「A」の部分だけとか、先頭数十KBなど)を hishida@bg.mbn.or.jp に送付してください。
- DTONICの目的別検索は再現できません。なお、一部タイトルについては、復号検索定義ファイルのサンプルを提供していますので、目的別検索と類似の検索が可能です。
- DTONIC Toolkitでは、オリジナルの紙の辞書と全く同じレイアウトは再現できません。どうしてもレイアウトにこだわる方は、パス1の変換結果のdtout.txtをユーザの責任において加工してください。この場合DTONIC独自の外字表現をEBStudio用に変換する必要があります。外字の変換については、DTONIC Toolkitが生成するgaijicnv.pl をご使用下さい。
- jpeg画像が使われているタイトル(例:日経BPデジタル大事典)をJIS X4081に変換した場合、JPEGに対応していない検索ソフト(例:ViewIng)で表示できないケースがあります。この場合、DDwinのようにJPEG画像の表示に対応している検索ビューアを使用してください。
11.動作確認
- DTONIC Toolkitは次のタイトルで動作確認を行っています。
- 小学館DATAPAL9年分1991〜1999
- 小学館DATAPAL11年分1991〜2001
- 三省堂ハイブリッド新辞林
- 模範六法2001平成13年版
- 旺文社国語辞典第九版
- 日経BPデジタル大事典2001-2002版
- 日経BPデジタル大事典2000-2001版 ※要エディタ編集
(日経BPデジタル大事典ベスト辞典PACK)
- 研究社新英和中辞典(日経BPデジタル大事典ベスト辞典PACK)
- 研究社新和英中辞典(日経BPデジタル大事典ベスト辞典PACK)
- 岩波国語辞典第五版(日経BPデジタル大事典ベスト辞典PACK)
- 蝶の事典(「
JEPA World Font Sample CD '99
」に収録のサンプル辞書)
- 次のタイトルでの動作確認報告があります。
- 小学館DATAPAL10年分1991〜2000
- 新明解国語辞典第五版
- 知恵蔵1999版
- 知恵蔵2002版
- 日経BP経済・金融辞典(和英・英和)
- 日経BPデジタル大事典1999-2000版 ※要エディタ編集
- 有斐閣法律用語辞典
- クラウン仏和辞典
- クラウン独和辞典(クラウン仏和と同じ変換ルールが使用できます)
- 三省堂大辞林
- 岩波広辞苑 第四版
- 講談社NAVIX
12.履歴
2004/02/13 |
1.11 |
- 「新明解国語辞典」の変換ルールを改良。タイトル画像の表示。
- 「旺文社国語辞典」「新明解国語辞典」の同音異義語の形式( かな【表記1】【表記2】… )にEBStudio1.63で対応したので、該当するマニュアルの記述を削除する。
- 「クラウン独和辞典」が「クラウン仏和辞典」用の変換ルールで変換できる旨を加筆。
|
2003/12/15 |
1.10 |
- 「講談社NAVIX」に対応。(EBStudio1.62以降)
- 「広辞苑第四版」で一部項目見出しが検索できないbug修正。
- 「蝶の事典」対応(「JEPA World Font Sample CD '99」に収録のサンプル辞書)
|
2003/11/14 |
1.09 |
- 一部タイトルでメニューの飛び先が誤っていたbug修正(「ハイブリッド新辞林」「日経BPデジタル大辞典」等)
- インライン画像に対応(「日経BPデジタル大辞典」)
- 「研究社新英和中辞典」「研究社新和英中辞典」変換ルール改良
- EBStudioで変換時に<A>タグのミスマッチが生じないように修正
|
2003/09/28 |
1.08 |
- 「三省堂大辞林」に対応
- 半角外字セットを拡充。(「新辞林」のśなど)
|
2003/06/8 |
1.07 |
- 「知恵蔵2002年度版」に対応
- .ebsファイル中のファイル名を相対パスで出力(EBStudio1.55以降)
|
2003/05/14 |
1.06a |
- 「クラウン仏和」など一部のタイトルでメニュー検索が実行できないbug修正。
- 「クラウン仏和」変換ルール改良
|
2003/05/12 |
1.06 |
- 空要素タグのAタグ( <A NAME=... /> )を
終了タグ( </A> )と誤認するbugの修正
- 横16ドットを超える外字フォントを処理できるようにする(実例:クラウン仏和)
- 定義ファイルの追加「クラウン仏和辞典」「研究社新英和・和英中辞典」「広辞苑」「有斐閣法律用語辞典」。他に「岩波国語辞典」の定義ファイル改良。
- DTONIC体験版タイトルからの変換手順を加筆。
- 定義ファイルのEBStudioセクションにEBStudioの全オプションを記述可とする。
- メタタグに HIDE_KANA、HIDE_HYOKI を追加する。(要素値は本文には表示せず、インデックスのみ作成)
|
2003/02/12 |
1.05 |
- メニュー生成の潜在的bug修正
- メニュー生成を選択式に
- 岩波国語辞典の定義ファイルを追加
|
2002/11/2 |
1.04 |
- 旺文社国語辞典の定義ファイル改良(EBStudio1.53が必要)
|
2002/10/22 |
1.03 |
- DTONICの階層インデックス(目次)をJIS X4081のメニュー検索に変換
|
2002/10/5 |
1.02 |
|
2002/9/9 |
1.01 |
|
2002/8/26 |
1.00 |
|
2002/8/12 |
0.92 |
- 表組み、JPEG画像、ポップアップ注釈に対応。ソース添付
|
2002/8/05 |
0.91 |
- タイトル毎に変換ルールファイルを定義する方法に変更
|
2002/7/27 |
0.90 |
|
13.謝辞
DTONIC Toolkitの公開までに、多くの人びとの支援を受けました。心より感謝の意を表します。
- nomad氏はDTONIC辞書の構造の解析に成功し、変換アルゴリズムを公開されました(本文・外字・メニュー)。また、新明解国語辞典、日経BP経済金融辞典の変換ルールのテストにご協力いただきました。
- 高野泰志氏はnomad氏の方式を改良し、独自に旺文社国語辞典を変換するスクリプトを開発されました。また旺文社国語辞典用変換ルールのテストにご協力いただきました。
- GENESIS氏は知恵蔵1999版の変換ルールのテストにご協力いただきました。
- 中谷氏は日経BP経済金融辞典の変換ルールのテストにご協力いただきました。
- nakamura氏、山本氏、森田雄治氏は日経BPデジタル大事典の変換ルールのテストにご協力いただきました。
- きいくに氏はDATAPAL2000年版の変換ルールのテストにご協力いただきました。
- 安達和弘氏は「岩波国語辞典」の変換ルールのテストにご協力いただきました。
- 鐘ヶ江俊美氏は「有斐閣法律用語辞典第2版」の変換ルールのテストにご協力いただきました。
- nomad氏、Yui Yamashita氏、山口氏、な氏、よ氏、まりも氏、まりたろう氏は「クラウン仏和辞典」の変換ルールのテストにご協力いただきました。
- 宮川氏は知恵蔵2002版の変換ルールのテストにご協力いただきました。
- Y.T氏は三省堂大辞林の変換ルールのテストにご協力いただきました。
- 小岩井英行氏は講談社NAVIXの変換ルールのテストにご協力いただきました。
DTONIC Toolkit
Copyright © 2002-2004, hishida , nomad