『E-DIC 英和・和英』(朝日出版社)のデータを変換して、EBStudio用の入力ファイルを作成するRubyスクリプトです。本スクリプトは、『asahi press SENTENCE』変換スクリプトAsahiLib.rb(nomad氏)をもとに開発したものです。
【注意】2010年3月に発売されたE-DIC第2版は、形式が変更されたために変換できません。
E-DIC本体、Ruby、EBStudioは入手して導入が済んでいるものとします。 ※E-DICはCD-ROMから直接変換することも可能です。
ダウンロード後、適当な場所にアーカイブを展開します。ここでは「D:\work」に展開したものとします。
コマンドプロンプトを開きます。E-DICのインストール先が「C:\Program Files\E-DIC\DATA」、出力先が「d:\work」とすると、次のように入力します。
ruby -Ks EdicConv.rb "C:\Program Files\E-DIC\DATA" d:\work |
これで基本辞書と、増量データが変換されます。
*.html EBStudio入力ファイル edicSingle.ebs EBStudio作業環境定義ファイル - 単一辞書用(推奨) edic.ebs EBStudio作業環境定義ファイル - 個別辞書用 edicUpdate.ebs EBStudio作業環境定義ファイル - 増量データ用 |
まず基本データを処理します。
d:\workにあるedicSingle.ebsファイル(またはedic.ebs)を使用してEBStudioを実行します。
edicSingle.ebsを使用すると、単一のHONMONが作成されます。(※推奨)
edic.ebsを使用すると、辞書毎に個別のHONMONが作成されます。
EBStudioの起動後、[ファイル]>[開く]でedicSingle.ebsを指定します。または、 EBStudioの起動後、書籍リスト欄にedicSingle.ebsをドラッグします。
出力先などを必要に応じて修正したあと、辞書の作成処理を実行します([ファイル]>[実行]またはツールバーの実行ボタン)。
------------------------- 開始時刻:2007/07/29 11:52:38 [E-DIC] 著作権情報…done 本文… (1)d:\work\EIWA.html (2)d:\work\WAEI.html (3)d:\work\SEN.html (4)d:\work\A.html (5)d:\work\I.html (6)d:\work\ZOKU.html (7)d:\work\KAI.html (8)d:\work\TAI.html (9)d:\work\HYOU.html (10)d:\work\BI.html (11)d:\work\NEWS.html (12)d:\work\GEN.html (13)d:\work\KAG.html (14)d:\work\GI.html (15)d:\work\KOU.html (16)d:\work\OFFICE.html (17)d:\work\IGAKU.html done 図版総数=(0)個 音声総数=(0)個 メニュー…(17) 前方一致表記インデックス…(1452815)個 後方一致表記インデックス…(1452815)個 クロス条件検索インデックス…(4038134)個 前方一致仮名インデックス…(571234)個 後方一致仮名インデックス…(571234)個 外字(8x16)…(253)個 done 外字(16x16)…(6)個 done アンカー総数…(815754)個 リンク総数…(101821)個 d:\EPWING\EDIC\DATA\HONMON ( 943812608 bytes ) 終了時刻:2007/07/29 12:59:31 ------------------------- カタログを作成しました。 処理を完了しました。 |
増量データがある場合は、引き続き増量データを処理します。使用するebsファイルはedicUpdate.ebsです。
出力先は基本データとは別のディレクトリにします。すでに「d:\work」のようになっているはずですので必要に応じて修正してください。同じディレクトリにすると基本データ用のカタログが書き換えられてしまいます。
辞書の作成処理を実行します。
------------------------- 開始時刻:2007/07/29 12:59:31 [増量データ] 著作権情報…done 本文… (1)d:\work\EXT1.html (2)d:\work\EXT2.html (3)d:\work\EXT3.html (4)d:\work\EXT4.html (5)d:\work\EXT5.html (6)d:\work\EXT6.html (7)d:\work\EXT7.html (8)d:\work\EXT8.html done 図版総数=(0)個 音声総数=(0)個 メニュー…(8) 前方一致表記インデックス…(13883)個 後方一致表記インデックス…(13883)個 クロス条件検索インデックス…(103639)個 前方一致仮名インデックス…(3516)個 後方一致仮名インデックス…(3516)個 外字(8x16)…(253)個 done 外字(16x16)…(6)個 done アンカー総数…(8461)個 リンク総数…(4930)個 D:\EPWING\ADD\DATA\HONMON ( 25894912 bytes ) 終了時刻:2007/07/29 13:10:06 ------------------------- カタログを作成しました。 処理を完了しました。 |
★注意★ EBStudioでの変換時に次のエラーメッセージが出ますが、[OK]をクリックしてください。
Error in <filename>(Line=####):Click OK to continue. ;title too long |
以上で完了です。
ダウンロード後、適当な場所にアーカイブを展開します。ここでは「D:\work」に展開したものとします。
コマンドプロンプトを開きます。E-DICのインストール先が「C:\Program Files\E-DIC\DATA」、出力先が「d:\work」とすると、次のように「-update」を指定して実行します。
ruby -Ks EdicConv.rb -update "C:\Program Files\E-DIC\DATA" d:\work |
d:\workに以下のファイルが出力されます。
*.html EBStudio入力ファイル edicUpdate.ebs EBStudio作業環境定義ファイル - 増量データ用 |
d:\workにあるedicUpdate.ebsを使用してEBStudioを起動します。
EBStudioの起動後、[ファイル]>[開く]でedicUpdate.ebsを指定します。または、 EBStudioの起動後、書籍リスト欄にedicUpdate.ebsをドラッグします。
出力先などを必要に応じて修正します。出力先は基本データとは別のディレクトリにしてください。同じディレクトリにすると基本データ用のカタログが書き換えられてしまいます。
辞書の作成処理を実行します([ファイル]>[実行]またはツールバーの実行ボタン)。
★注意★ EBStudioでの変換時に次のエラーメッセージが出ますが、[OK]をクリックしてください。
Error in <filename>(Line=####):Click OK to continue. ;title too long |
以上で完了です。
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v1.00 2007/07/30 hishida
このスクリプトの作成にあたり、nomad氏の『asahi press SENTENCE』変換スクリプトAsahiConv.rb、pcs氏のEdicConv.cppを参考にさせていただきました。両氏に感謝申し上げます。